Internet Computer SDK - 開発ツール

Internet Computer ブロックチェーンは、Dapps を設計・構築・リリースするための全く新しい方法によって、あなたが革命を起こす手助けをする準備ができています。

Dapps の開発

Internet Computer は、canister スマートコントラクトを実行するブロックチェーンで、WebAssembly のバイトコードとバイトコードが実行されるメモリページを束ねたコードユニットです。Internet Computer は、並列に動作する個々のサブネットブロックチェーンで構成されており、Chain Key 暗号を使用して接続されています。つまり、あるサブネット上で動作する canister は、Internet Computer ブロックチェーンの他のサブネットでホストされている canister をシームレスに呼び出すことができます。さらに、Internet Computer のガバナンスシステムは、新しいサブネットを追加することで Internet Computer の容量を動的に増やすことができ、Dapps のスケールアウトを可能にしています。

開発者は、異なるサブネット上で複数の canister を並列に動作させた新しい Dapps を構築したり、Internet Computer 上で既に動作している既存の canister と統合することができます。

ひと目でわかる開発のワークフロー

上位レベルでは、Internet Computer ブロックチェーン上で動作する Dapps を開発するために、2つの主要なワークフローが考えられます。

Development paths

  • ローカル開発: Internet Computer ブロックチェーンをシミュレートした canister のローカル実行環境をあなたのコンピュータ上で起動させます。そして、ローカルの実行環境で canister を書き、コンパイルし、インストールし、繰り返し更新します。これにより、cycle を使用しなくても、ローカルで canister をテストすることができます。

  • オンチェーン開発: Dapp の準備ができたら、Internet Computer ブロックチェーンのメインネットにデプロイし、世界中の人が利用できるようにします。なお、Internet Computer ブロックチェーンのメインネット上で動作させるためには、トークンと cycle で詳説されているように、canister に cycle を持たせる必要があります。

どのような開発ワークフローを選択しても、canister を初めてデプロイする際には、ローカルの実行環境または Internet Computer 上のいずれかで、canister のスマートコントラクトに固有のプリンシパル識別子が作成されることに留意してください。例えば、ローカルで canister の開発を開始し、その後 Internet Computer にデプロイした場合、canister は通常、ローカルの実行環境と Internet Computer ブロックチェーンのメインネットで異なる識別子を持つことになります。なお、新しい canister をデプロイする前に、あるいはコードを書く前に、その canister のプリンシパル識別子を登録することも可能です。